
忍者というと、黒装束に身を包み、超人的な跳躍力やさまざまな術を使って敵を倒しまくるイメージを持っている方も多いと思いますが、これは映画やゲームなどで作られたちょっと間違ったイメージかもしれません。
いまでは海外でも有名になった忍者ですが、日本でも海外でもこういうイメージを持っている方がほとんどかもしれませんね。
では、実際の忍者とはどのようなものだったのでしょうか?
忍者は、鎌倉時代から江戸時代、大名などに仕えて諜報活動や暗殺を行っていました。
全身黒装束という姿で描かれることがほとんどですが、実際には黒だと夜に姿が浮いて見えることから、紺色や柿色の衣装を使用していたそうです。ちなみに、現存する忍び装束は、ほとんどが柿色系統です。
また、専用の装束などは着ないで、周りの人に溶け込みやすい服装や忍び込む先に適した服装をしていたという説もあります。
忍者といえば忍術ですが、忍術は「陽忍」と「陰忍」に分けられます。
陰忍は、姿をさらさずに敵地に忍び込んで偵察したり内情を探ったり時には暗殺などの破壊工作をする方法で、陽忍は、姿をさらしつつも普通の人に溶け込んで諜報活動や離間工作などをする方法です。
忍者や忍術というと攻撃的なイメージがありますが、実際には諜報活動や敵から逃れるための術のほうが多かったんですね。
さらに最近の研究では、身体能力が優れている厳しい規律をもった諜報活動集団というほかに、動植物や化学に関する豊富な知識を持った技術者集団としての一面も持っていたといわれているんです。